恋を踏んじゃった
秋元康
混み合った駅の改札で
あなたのことを
さりげなく盗み見てた
いつからか 勝手に好きになった
名前も知らない人
もっと近くに行きたい
同じ電車 一緒に揺れながら
恋を踏んじゃった
ちょっと押されたその拍子
足を踏んじゃった
私のローファー間が悪い
ごめんなさい すぐにあやまって
誰かの陰に隠れようとしたけれど
満員でずっと動けずに
目と目が合ったままで...
胸が切なく苦しい
こんな近くにあなたがいるからよ
恋を踏んじゃった
急にがたんと揺れた時
2度目踏んじゃった
あなたが本気で痛そうだ
恋を踏んじゃった
ちょっと押されたその拍子
足を踏んじゃった
急にがたんと揺れた時
恋を踏んじゃった
なぜかあなたが笑い出す
足をガードして
私の名前を聞いて来た