夏の別れ
oda kazumasa
話かけてもいいよね
もう会えないから
こうしてここからあとは
二人離れてゆくだけ
いいすぎたことごめんね
気にしてないといいけど
風は少し冷たく
去りゆく夏を告げている
もう何もいわないで
肩に手を触れないで
諦めたその愛を
また追いかけてしまうから
あの時君がいなくても
どこかで出会ってたら
二人はきっとすぐにも
恋に落ちていたはず
君の声がかすれて
「...元気でいてね...」
うなづいて歩きだせば 夏は夕ぐれ
もう何もいわないで
肩に手を触れないで
諦めたその愛を
また追いかけてしまうから
言葉もやさしさも
足りないまま背を向ける
傷あと残さずに
別れられるわけもない
ふたつの人生が 重なり合って
でもここからは別々の夏
思い出は思い出として
もう何もいわないで
肩に手を触れないで
諦めたその愛を
また追いかけてしまうから
言葉もやさしさも
足りないまま背を向ける
傷あと残さずに
別れられるわけもない