君に会うまでは
Shogo Hamada
腕組み歩くよ 夜の町 二人
踊り疲れて 少しだけ
お酒も飲んで
最終電車に 遅れないように
いつもは もう駅への道を
歩いている頃なのに
今夜は そっと時計を
君はバッグにしまい
僕も気付かない振りで
どこまでも 歩くよ
古い橋の上から
電車が行くのを見ている
少し 震える君の肩先
「僕のセーターかけなよ」
君に恋して気付いた
僕はまだ子供だと
それとも 初めて自分を
見つけたのかな
またひとつ町の灯り 消えてゆくよ
愛したことなど 一度も無かった
こうして君に会うまでは
愛したことなど 一度も無かった
こうして君に会うまでは