光をあつめて
fujimaki ryouta
答えは出ないけど歌は続いてゆく
川の流れのように無限の向こう岸へ
君の名を呼んだら涙がこぼれ落ちた
光の街角にも孤独は潜んでるんだね
雪どけの青い空の下
透明な桜の花が咲いていた
春が春が今は見えなくても
薄紅の花びらが風に舞うよ
君よ 僕らは歩いて行こう
今はどんな未来も
色を失ったままだけど
光をあつめて
太陽が出ない朝も
カーテンを開けてゆこう
渡り鳥と飛んで
タンポポのように笑おう
雨に打たれるなら
風に吹かれるなら
未来を憂うより 僕らは歩き出すよ
悲しくて見上げた夜空に目を閉じて
聴こえてきた星の歌
春が春が今は遠くても
あの雲の向こうから日が昇るよ
君を想えば明日を生きられる
時の無常の中に
花が咲くと信じながら
今日も
言葉にならない想いを
抱えながら生きている
春が春が今は見えなくても
薄紅の花びらを胸に抱いて
君よ 僕ら描いた明日に
春風が吹いたなら
そっと心の鍵を開け
光をあなたに
光をあなたに
光をあなたに ...