君と風と三日月
山下智久, Kato Kenn
太陽が射す方へ 迷わず歩いてた
うわべだけの声に 惑わされぬよう
傘も差さないで 濡れて歩いてた
守るべきものが 見当たらなくて
孤独(ひとり)でいれば
誰も傷つけないと
優しさに背を向けていた
気まぐれな風が君を
連れて来たのかい?
したり顔した三日月に
見透かされてるかな?
いま確かなことはひとつ
君に会えたこと
運命の波にこの身をゆだねたい
別にムリして探してたわけじゃない
あたたかいもの...ぬくもりや笑顔
愛の力や意味や言葉を
信じてなんかなかったんだ
柔らかな風がぼくのこころ開いて
悪戯なあの三日月が
写し出したのかな?
いま確かめたくて君を
抱きしめていたい
夢から醒めても隣にいるように
寂しさの影は君が笑うと消えて
憂鬱だったぼくの雨が
まるで嘘みたいだ
気まぐれな風が君を
連れて来たのかい?
したり顔した三日月に
見透かされてるかな?
いま確かなことはひとつ
君に会えたこと
運命の波にこの身をゆだねたい