そのドアはもう開かない
Kan, Fumiya Fujii
これからどうしよう
僕はひとりぼっちになった
馬鹿な軽はずみな過ちで
大切な人が消えた
また同じ後悔してる
あの笑顔 あの笑う声
また同じ幻を見てる
そのドアはもう開かない
これから何処へ帰ろう
この部屋には意味も理由もない
おかえり その一言が
心の中に いつも灯る明かりだった
またひとつ浮かんで消える
青い約束 白い願い事
なにひとつ叶えないまま
そのドアはもう開かない
疲れ果てた 瞳の影に気づいてたのに
ただ時が癒すのを待ってた
愚かだね 勝手だね
どれくらい君を傷つけていたのだろう
またひとつ想いが溢れ
止めどなく 零れ落ちる
なにひとつ音のない部屋
そのドアはもう開かない
その手に触れていれば
元に戻れる気がしてた
あの夜 君の手は 僕を拒み
ただ静かにドアを閉じた