自転車でおいで

重里 糸井

○月×日雨のちくもり
僕はだれかを好きと書く
それがだれかはわからない
窓の外を犬が歩くてゆく
黒いはな黒いあし
いつもひとりでいる犬だ
知らないあなたに会いたいな
自転車でおいでよ
僕の家はすぐそこだよ
とうふ屋のかどから四軒め

○月×日晴れのちくもり
僕はだれかがだれかを知る
そして名前を書いてみる
庭の池を猫がのぞいている
小さな猫小さな水
いつもおなかをへらしてる

いつかはあなたに会いたいな
自転車でおいでよ
僕の家はすぐそこだよ
牛乳のあきびんがめじるしさ

自転車でおいでよ
僕の家はまだあるのさ
朝日と夕陽があたる家

Wissenswertes über das Lied 自転車でおいで von 矢野顕子

Auf welchen Alben wurde das Lied “自転車でおいで” von 矢野顕子 veröffentlicht?
矢野顕子 hat das Lied auf den Alben “GRANOLA” im Jahr 1987 und “はじめてのやのあきこ” im Jahr 2006 veröffentlicht.
Wer hat das Lied “自転車でおいで” von 矢野顕子 komponiert?
Das Lied “自転車でおいで” von 矢野顕子 wurde von 重里 糸井 komponiert.

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