知らないあそび
Enon Kawatani
見えないところにまだ
浮ついた恥ずかしさが
戸惑うピアスの穴
透けて見えるような気がした
おままごとのような触れ合いが
勝手に馴染んでたんだよ
愛しくなる 虚しくなる
繰り返す遊びのような
わたくしごと
あなたが知らない間にかいた冷たい汗
支えのないゴンドラ
何の疑いもなく乗るあなた
いつもより軽い耳で
私は風を借りて踏み出す
揺れているよ
まだ進む気配もないのにな
嘘つく前 優しくなる
見飽きたのにまだ痛くって
気付いたのに わかったのに
どうにかしようとしてる
愛しくなる 虚しくなる
繰り返す遊びのような
わたくしごと
あなたが知らない間にかいた冷たい汗
「私はもうわかってるよ」
その言葉だけ言えなくて
薄闇の中で巡り合う幸せ
見つけようとしてる
上手くできないな
代わりに知らない遊びが増えていく
冷たい汗で
あなたを濡らすこととかね