夏のレコードがまわりだす (Natsu no Record ga Mawari Dasu)
Mikazuki Sniper MICO
今年も来たの あの感じが
これはきっとそう
恋をした カウンター越し
駅前 コーヒースタンド
メルトなサイフォン
交わす言葉は 少ないけれど
手渡す瞬間 BGMのボリュームは
まるで上がっていく
夏のレコードがまわりだす
午前8時 何もかも始まるの
1秒ごとに
日差しが角度を変えていくように
夏のレコードが語り出す
どんな恋も当てはまらないような
オリジナルがいい 覚悟はあるの？
意気込んではみたのですが
子供な私は
レモネード そうまずは
コーヒーブラック飲む練習始めます
深煎りがいい 浅煎りがいい
知れば知るほど 楽しくなる
あれ？でも なにも進んでない？
夏のレコードは空回り
浮き足立つBPM ついていけない
入道雲に
気持ちが覆われてしまう前に
夏のレコードが語り出す
悲しい恋の話に邪魔されても
オリジナルでいい 覚悟はあるの？
準備万端 オーダーは勉強済
付け足すセリフは
予習しちゃダメ？
目を見て（私だけの言葉をね）
心で（私だけの感情）
あなたを知りたい
ちゃんとそれから
夏のレコードを回してく
秒針よりも少し早い速度で
運命なんて
私の考えで決まっていく
夏のレコードが語り出す
どんな恋も当てはまらないような
オリジナルがいい 覚悟はあるの？
オーダーはアイスコーヒーで