STAND
矢吹俊郎
あの頃の君はいつも
僕の味方だったね
倒れかけた時でも
夢を語らせたよね
静かに時を過ごして
君は微笑んだから
いつまでも続かないと
忘れる様な日々
全部受け止め 続けて行くことなど
お互いできないと
気付けばぎこちなくなるよね
恋人達はいつの日か
離ればなれになるなんて
疑うこともしないで
見つめ合ってうなずいてた
今頃君のそばには
知らない誰かがいて
寄り添うように二人で
歩いているんだよね
新しい道を見つけて
僕も歩けるのかな
今はまだ進めなくて
空白の様な日々
おくびょうになって
迷ってばかりいると
君には追いつけず
離れた意味はなくなるよね
素敵な想いやりとかで
やがて二人に忍び寄る
不安と哀しみの影を
打ち消せたならよかったね
恋人達はいつまでも
歩いて行けると思った
ふざけてそしてじゃれあって
手をつないでた
戻ることはできなくて
経験だけが残ること
知らずにはしゃいでいた頃
僕だけが懐かしく思う
君のそばにいられずに...