バッドルーティン
夜の終わりの風景を
飽きもせずに、思い悩んで
どうにもならないまま踏み出した退屈が分かりきってる方へ
繰り返す
1 2 3で!
1 2 3!
少しだってずれないようにそして、また
1 2 3で!
1 2 3!
相も変わらず同じように
そうやって、風の匂いが変わる頃に背を振り返って後悔通しだ
誰も、何も言わないで
街明かりが、夜が、君の全てが嘘に染まって見えたビルが、
月が、思い出す遠い日々が影に変わったそして、耳が、指が、揺れる心が
解ける度に、覚えていたことを忘れて枯れていった蕾のように
花になれない
ねぇ、そんなんこうしろったっていって一体、どうしろったっていうの?
そんなあなたは、何をどうした? いつまでそうするの?
毎日の不条理も
進んでるのか、戻ってるのかわかんないような時間も知った
そうやって、ため息が景色に癖付いて窓を濡らした
魔法みたいだ
街が代わりに泣いてるようで
眩む路地が、声が、視線の雨が嫌に笑って見えた
「好き」が、夢が、言えなくなっていくのに慣れてしまったそして、
腕が、脚が、揃えた髪が伸びる度に、覚えていたことを忘れて春を待った蛹のように
蝶になりたかったのに
街明かりが、夜が、君の全てが嘘に染まって見えたビルが、
月が、思い出す遠い日々が消えてしまってもいつか耳が、指が、揺れる心が
辿り着くべき答えに気づく時まで影を知って、光も知って
自分を知っていくのさ