合わせ鏡
MIZUE
夕闇に逃げ込む一日愁う感傷
その声をその鼓動を
せがむ微熱なだめた
転び方も忘れ去る束縛の安らぎ
互い拾われ救われた蜜月に
もたれ掛かり沈む夢を
夜寝はただ為すすべもなく
疼く幻想を枕に易く明けを崇める
旅立ちを告げずに絶つ道を選ぶなら
悔い改めた風の非
また償えないでしょう
合わせ鏡の僕らは
身を切り背を向ける
君が映すのは僕の傷跡
深い孤独鈍い痛み
和らげるのは自らの
闇と向き合う目覚め
君の存在は一縷の希望
心焦がれ離れる理由
時を流れる雲に似て
愛は姿を変える
揺るがぬ想いのまま