河内おとこ節
ishimoto miyuki
河内生れの 風来坊は
生きのいゝのが 売りもんや
サテモ皆さま おそまつながら
こゝが男の 舞台なら
太鼓叩いて 見栄を切る
喧嘩囃子(けんかばやし)の
河内ぶし
一に度胸や 二に人情や
後は腕ずく 腕しだい
サテモ皆さま 悪声ながら
坂田三吉 物語り
派手な掛声 頂いて
唸る男の 河内ぶし
馬鹿な息子と 叱ってくれる
俺(わい)の親父は
生駒山(いこまやま)
サテモ皆さま おゝそれながら
肌は鉄火の 勇み肌
グイと冷酒 飲みほして
仁義がわりの 河内ぶし