恋の奴隷
Motohiro Hata
考えることはただひとつ
やわらかで卑猥なあなた
がんじがらめのこの胸を
いっそう苦しくさせるのです
まともな恋は出来そうにない
つまりは欠陥品なのです
気付かぬふりはもう止めました
誰も知らない 心根に
Ah 僕を恋の奴隷にして下さい
長い髪の先の先に
まとわりつく気怠さの様に
僕は恋の奴隷になります
さげすみに濡れた唇を
中指でなぞってみた
すえた香りに溺れてく
胸の箍を外そう
Ah 僕を恋の奴隷にして下さい
本当の愛なんてきっと
都合のいい幻想だろうから
今は恋の奴隷になります
堕ちる様は滑稽で
喜劇のような 悲劇のような
お願いします 笑うのをやめて
せめて眺めるだけにして
Ah 僕を恋の奴隷にして下さい
咲き誇る花を摘みました
流星に願うまでもない
僕は恋の奴隷になります
僕は恋の奴隷になります
僕は恋の奴隷になります