透明だった世界
Motohiro Hata
あの日 ホントに失ったものって何だったっけ
とうに忘れてしまったよ
夕暮れで 二人 少しずつ見えなくなっていって
それなのに 僕ら 帰れずにいた
どこかに 壊れそうな脆い心
強がる言葉で覆って隠してる 覆って隠してる
サヨナラ 会えなくなったって 僕らは続きがあるから
君のいない世界だって走るよ いつかの痛みも越えて 越えて
割れたガラスのかけら 草むらの匂い 夏の傷口
ねえ 君は今 どこにいるの
澄み切った水も いつしか鈍く濁ってしまって
気づいたら 僕も 大人になってた
ゆらゆら 水面 乱反射していた
光は今でも輝き渡ってる 輝き渡ってる
サヨナラ あの日 手を振って あれから君も変わったんだろう
それでも生きていくんだって いくつも泣きたい夜を越えて
あの日 ホントに失ったものって何だったっけ
サヨナラ 会えなくなったって 僕らは続きがあるから
僕が創る世界なんで走るよ いつか見た未来も越えて 越えて