Island
Kazuya Yoshii
血まみれの女神達よ聴いてください
この嘘みたいな現実を生き抜くための歌を
人混みの中の夢は目を合わせない
地下鉄の路線図のように行き先はバラバラだ
コートのポケットにいっぱい詰め込んだ
枯れ葉のような後悔のかけら
いつもと違う場所に向かってタクシーを止めた
見慣れた街並みが 遠くへ消えてゆく
いつか君とたどり着くのは
地図にはない島なのか
それぞれの人の上に神様がいる
情熱の源となり争いも起こしてる
何度も何度もやっては失った
足しても引いても割っても間違った
迷子になった 大人達が 踏めないものは?
激しい雨に打たれ カミナリ落ちました
僕の足に絡んだ蔦は
あの日蒔いた種だった
カラダのど真ん中に十字架突き刺して
夜空に天使呼びたいんです
あの宗教画みたいに
願いは風の中 祈りは空 海へ
涙は砂に溶け 光が乾かして
心が疲れたら 歌でも歌いながら
あの日蒔いた種が育った
名前のない島へ行こう