裸足の妖精
Yu Sakai
シャワーでは落ちない アザのようなヨゴレ
毒になってカラダ巡ってく 悪意のない言葉たち
在り来たりな不幸 たぶんちょっとした不幸
夜がどんどん大きくするから またソーダ水で薄めた
サイレンス 君のサイレンス 愛のサイエンスかも
君は裸足の妖精 心に忍び込んだ
理由を言いたくない 僕の涙に
そっとキスをしてくれた
瞳で好きと言う 呼吸で傷を癒す
君はまさしく僕の救世主 言葉一つ飲み込んだ
サイレンス 僕もサイレンス 手を握るだけで
僕は裸の王様にもなれない臆病者
逆毛を立ててしまう 僕の背中に
そっと頷いてくれた
君に触れるほど抜けてく 心の棘が ほら
君は裸足の妖精 心に忍び込んだ
理由を言いたくない 僕の僕の涙に
そっとキスをしてくれた
そっとキスをしてくれた