月明かりのメランコリック
SAKAI YU
公園の片隅に八月の残り香
何となく寂しくて
タバコでもふかしてみたけど
心地良い夜のため息に
この身を委ねるのも
それはそれで悪くはない
おきざりにされてたどこかの誰かの
線香花火は二人の恋の足跡
ゆらりゆらり
柔らかくゆれる月明かりに
いつか感じたメランコリック
ポロリポロリ流れゆく月の雫たちに
ちょっとしたメランコリック
Heart break
思い出も九月のイタズラで
たいていはこそばゆい
哀愁色に染まる
来年の今頃もこうして僕らは
秋風にほのめかされてため息つく
ゆらりゆらり
柔らかくゆれる月明かりに
いつか感じたメランコリック
ポロリポロリ流れゆく月の雫たちに
ちょっとしたメランコリック