なんて一日
今の気持ちをわざと曲げてみたり
背中にあるスイッチに手を
伸ばしたり
今日はいつも歩く道を変えてみた
眠いのを我慢して夜が明ける
のを待った
体に流れる血の色が赤じゃ
なかったらどうしよう
なんて一日なんだろう
大きく息を吸えば
大人げないキスをすれば
なんて一日なんだろう
少しだけまた明日は違うのさ
唇に水を声は空に構え
「君にとっては小さな出来事さ
だけど僕は苦しい程すりむいた」
気付かなかったよ
本当にごめん 声を聞かせて
空は続いてあなたのいる所も
青く射しているのなら
伝えて欲しい
あたしが書いた上手くない手紙の
文字の隙間にも
あなたはいるのさ
いつもより多く胸を高嗚らせて
過ぎてゆく時に泣いて振り向くより
両手上げて笑って手を振ってみたい
なんて一日なんだろう
少しずつまた明日は違うのさ
唇に水を声は空に構え