悪口
いきまーす
One, two, one, two, three
押し込めた気持ちを
我慢していた気持ちを
吐き出すかの様に
あたし突然泣き出した
小さなこの部屋は
息が続かなくなるの
後ろ振り返る後ずさり
ねぇどうしよう
あたしの泣き言好き
うれしい話気に入らない
悪口はもっと好きみたいねそんな
あなたをあたしは嫌い
前歯を無くした兎は
耳も背中もうなだれて
青く茂る広い草原を
走る力もなく死んでゆく
しっぽを無くしたあたしは
前に進む為にここにいる
だからもう少し笑ってないで
たまにきつく叱ってみせて
毎日きゅうくつで困ってしまったら
優しく手を差し伸べてくれる友達
私はあなたのこと何でも解るのよ
だからいつでも言ってね
なんて嘘つき夜の長電話好き
つなぎとめるもの必要なの
でもそんな事ばっか言ってる
意固地な自分が嫌い
両ひげ切られた親猫
右も左も見えなくて
愛する元へと行けずに
ひとり泣くこともなく立ちすくむ
猫背を治したあたしは上を
向く為にここにいる
だからもう少し笑ってないで
たまにきつく叱ってみせて