amnesia [Groke Remix]

Min-Hyuk Kim, Aiobahn

はじまりの記憶は
いつも夕焼けで
消えていく感情
見送ってきた
遠いスクリーンの向こう

何が本当だったのか
僕はだれ どこへ行くの
自分にさえ嘘ついて

すべては決まっていたみたいに
時の風に包まれて
少しずつ錆びついていく身体
君のことを忘れていく

たったひとりきり
息をしていた
場所から逃げ出すように
確かなもの その声の輪郭を
さがした

どこまでも
繋がりを求めては
膨らんでいく
カラになっていくの

透明な心はいつか
プラスティックみたいに歪んで
壊れていくの?
まっすぐいたいだけで

未来と過去を行き帰り
ループして 眺めている
もうひとりの僕がいる

すべてなげだして
時の中を遊覧飛行しよう
たった一度の夢でも
せめて 今だけはふたりきりで

はじめて感じた
鮮やかさで
満たされていく世界を
とまっていた心つき動かした
ことばを

さようなら
やさしかったあの日よ
終わりを告げる足音が
迎えにくる

こたえはもう
気付いていた
僕は僕でしかないと
変われなかった自分を
抱きしめて
ありのままで

すべてなげだして
時の中を遊覧飛行しよう
たった一度の夢でも
せめて 今だけはふたりきりで

君がくれたもの
何度だって
生まれ変わっていくだろう
新しい感情を知るため
夢の続きへ

停止する
最期の感覚
懐かしい声が
遠ざかっていく

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