デラシネスタ

安田貴広

陽射しがカーテンをそろそろ責め始めた
時計の針は午前4時
できれば傷つかないようにと
怯え続けた時間を僕は失ってた

もう限界だなんて思っているのに
意外と一瞬で朝が来る
ドラマみたいな救世主なんて居やしない
知っているけど

もう誰からも愛されずに
誰のことも愛せずに生きてゆく
そんなことばかり考えてしまって
だからこそ見たいんだよ
ご都合主義のハッピーエンド
それを見て涙流して何が悪いんだ
僕が君を嫌いなわけは
きっと君が僕を嫌いだから

聞きたくない言葉ばかり浴びせられて
悪意に慣れてしまうほど
馬鹿馬鹿しいことは無いけどそれは全て
彼らのせいだけじゃないから

完成形がわからないパズルを
作っていくのにうんざりして
自分が嫌いにならないように
嘘をつく 馬鹿みたいだ

もう諦めた振りをして
興味の無い振りをして生きてゆく
そうやって見つかる物なんて無いんだ
頭ではわかっている
この連鎖に意味なんて無い
誰からも愛されたいなんて無理な話さ
僕が君に嫌われていても
もう絶対に君を否定しないように

寂しいと感じている心が
いつも誰かを求めてる
ドラマみたいな救世主なんて
居るわけないと知っているのに
それでも最近気づいたんだよ
寂しいと感じる心は
支え合って生きる誰かと
寄り添うためにある

もう誰からも愛されずに
誰のことも愛せずに生きてゆく
そんなことばかり考えてしまって
だからこそ目指すんだよ
ご都合主義のハッピーエンド
それを他人に笑われるのは傷つくけど
僕が君に伝えたい事は
きっと君と僕は似ているってこと

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