夏蝉
Masafumi Gotoh, Takahiro Yamada
雲の影まで焼け付くような 白い太陽だった
それも午後には見失ったな 愛車 ワイパー 雷難
叩くような雨粒が窓辺を濡らす 傘の上
迷い込んだ蝉の音が 染み入るような夕べ 夕べ
秋が微かに忍び寄るような そんな匂いがした
それが僕には寂しかったな
時間がないな ないな
溶かすような朱の空が 心を急かす夕暮れ
迷い込んだヒグラシが 終わりを告げる夢
夏蝉 夏蝉 夏蝉は鳴いた
夏蝉 夏蝉 夏蝉は鳴いた
夏蝉 夏蝉 夏蝉は鳴いた
夏蝉 夏蝉 何もないな
夏蝉 夏蝉 夏蝉は鳴いた
夏蝉 夏蝉 夏蝉は鳴いた
夏蝉 夏蝉 夏蝉は鳴いた
夏蝉 夏蝉 誰もいないな