クルミを割れた日
Ryo Asuka
幼子の歩く日は サーチライトの中
ミュージカルの景色で
すれ違う顔よりも クルミを割れたあの日
好きだった空色の シャツを脱いだ
僕はいつも勇気を探る度に
うらがえすポケットからあの日が落ちる
あしたの月の形より確かに
愛された気がしていた少年の頃
いつからか僕の手は 夢とあの娘を抱いた
ミュージカルの景色で
教会の鐘よりも クルミを割れたあの日
目に映るすべてが 抱けそうだった
僕はいつも勇気を探る度に
うらがえすポケットからあの日が落ちる
昨夜の月の薄れる場所のあたりに
なんだかひとつのメロディ 訪ねてるようさ
いつも いつも隠された小道を行く
遠い 遠いあの歌を探しに行く
僕はいつも勇気を探る度に
うらがえすポケットからあの日が落ちる
何度弾いても 風の声ばかり真似る
壊れかけのオルガンであの日が浮かぶ
僕はいつも勇気を探る度に
うらがえすポケットからあの日が落ちる
僕はいつも勇気を探る度に
うらがえすポケットからあの日が落ちる
僕はいつも勇気を探る度に
うらがえすポケットからあの日が落ちる
僕はいつも勇気を探る度に
うらがえすポケットからあの日が落ちる