迷宮のReplicant
涼 飛鳥
霧のさ中を かきわけながら
夜の高速 街の洞窟
寂し過ぎる瞬間
例えば僕は 誰かの夢で
造られた人 幻人
時間の運命
あの日の靴音 赤茶けた煉瓦の町
愛した人さえ 心の Replicant
僕が死んだら もしも死んだら
誰かの夢が 朝になった
そう思えばいい
かすかな耳鳴り 肌寒い舗道の影
浮かべた景色は 記憶の Replicant
雨の煙り上げながら
ハンドル握る Replicant
瞳に映るすべては
誰が織りなす迷宮
夢の中で夢を見る
そんな夢さえ Replicant
瞳に映るすべては
誰が織りなす迷宮
あの日の靴音 赤茶けた煉瓦の町
愛した人さえ 心の Replicant
かすかな耳鳴り 肌寒い舗道の影
浮かべた景色は 記憶の Replicant