数えきれない夜をくぐって
Kiyoshi Matsuo, Daisuke Kawaguchi
数えきれない夜をくぐって
たどり着いたのは 君だったよ
肩にまわすぼくの手 ほどいて
窓の外の三日月 ながめてる
あまい記憶 かき集めても 埋められないほどの哀しみ
数えきれない夜をくぐって
たどり着いたのは 君だったよ
なぐさめだって 構わないから
あと少しくらい まだ いさせて
ふたりだから生まれた思い出
ふたりなのに せつない空まわり
あしたなんて 見えないけれど
ここまでの足あと信じて
朝がくるまで となりにいるよ
気の利いたことは 言えないけど
心変わりを責めはしないさ
出会えた奇跡は まだ生きてる
誰にもやさしくて 誰よりつめたい
君のことを ぼくの友だちは 悪く言うけど
数えきれない夜をくぐって
たどり着いたのは 君だったよ
なぐさめだって 構わないから
あと少しくらい まだ いさせて
あかい唇は いま 誰のもの