Drop
いつの日か 言えるかな
君に出会った嬉しさを全部
遅く咲いた花びらに乗せて
新しい季節 街はまだ銀の世界
慣れないキャンパス 吐く息で白く染める
ふとした偶然 すれ違った君の眼は
少し暖かくて春の匂いがしたの
いつまでも片付かない
荷物にはため息
早すぎるリズムには戸惑ったまま
透き通った 君の瞳
気がつけばいつも追いかけていた
名前もわからないけど
今はまだ 蕾のまま
あの花のような私のコトバは
まだこの胸の奥に
もう少しだけいさせて
刹那の瞬間 永遠に感じる距離
小さな幸せで満たされていた世界
このままでいいなんて
臆病なだけだね
やわらかい風がほら
背中押してる
いつの日か 言えるかな
そんな弱気なんてもうさよなら
怖がる気持ち抑えて
伝えるよ 風に乗せて
君に出会った嬉しさを全部
抱きしめて歩く道
優しい光が満ちてる
舞い落ちる 花みたいに
掴めなかった 君の影はもう
手を伸ばせば すぐ近く!
伝えるよ 勇気出して
君がくれた笑顔で一度だけ
遅く咲いた桜が
つぶやくように踊った