懺悔
ATSUSHI
想いなくして何も生まれず
意図なくして意味も生まれず
ただ生きるのか
時代を越えて伝わる想いは
命の結晶
今想ふ
あなたの心
愛を失った肉体
魂さえも腐らせる
浮世の世界に
かすかな光
絶やす事なく
照らし続けたまえ
響き渡る
篳篥のしらべたち
遥か彼方
消えてしまったのだろうか
時間を刻む針の音色は
無情なほどに美しい
螺旋を描く
迫り来る終わりをただ
静かに迎えようと
それが人の定めと
思えるほど
強くもなければ
清いわけでもない
響き渡る嘆きの叫びたち
いつの日にか
天に届くのだろうか
流れる人々の刹那たち
姿を変え
どこへたどり着くだろうか
激しい荒波と
怖いほどの静寂を
繰り返して
今を超えてゆけるだろうか
犯した数多の罪たちも
愚かささえ
すべて消えゆくだろうか