Door
松井五郎
あの日の強い雨に 涙は隠せたのに
最後は 何も言えないまま
突然の悲しみは 私を試すけれど
失くしたもの わかったとき
心は 明日を 探し始める
さよならはいつだって 次の扉 教えてくれる
きっと傷つくたびに もっと強く 輝いてゆく
また新しい 夜明けが巡る
ふりむいたその場所に いまの自分はいない
時はなにかを 変えてゆくよ
乗り越えたその先には 見えてくる空がある
悲しみさえ抱きしめれば 明日の風は もう吹いている
さよならはいつだって 愛がなにか 教えてくれる
はじまってく 何度でも 顔をあげて 歩いてゆけば
また新しい わたしに逢える
そう 聞こえてる そう 見えている
行き先ならば 踏み出すことだけで わかる
きっときっと いつでも 次の扉 開いてゆける
きっときっと いつでも つながってく この道の向こう
いまこの扉 開けて 歩いてゆく どんなときでも
信じていれば かならず 新しい朝が 待っているから