君
小さい君の背中が
反対側のホームに
小走りに向かい出した
もう何度目かの景色だ
帰る電車で君は
何を考えるんだろう
この想いとはきっと違う
それは知っているのだけれど
こんな風に会ってるのは
どんな風に見えるのかな
悪気ない笑顔が
何気ない仕草が
ぎこちなさが
胸に閊える
ここから見送る時
決して君は振り返らないね
見えなくなるまで見てる
それが悔しくて
でも逸らせなくて
人混みに押し戻されるだけ
ここから何をどうしようか
まるで考えられないけど
遠ざかるその後ろ姿
見送る時にこの瞬間に
わかるのさ
寄せる想いが本物だと
空の飛行機雲が
恋の向かうべきとこ
示してくれているんだ
そう思える様な夕暮れ
どんな時でも君は
そんな無邪気な笑顔さ
誰かのものになる
誰かと笑い合う
幻が僕を弄ぶ
ここから見送る時
決して君は振り返らないね
見えなくなるまで見てる
それが悔しくて
なのに嬉しくて
人混みにわざと逆らうよ
ここから何をどうしようか
まるで考えられないけど
遠ざかるその後ろ姿
見送る時にこの瞬間に
わかるのさ
寄せる想いが真実だと
離れないで 離れないで
君が退屈しない様に
これまで通り
笑わせたいから
また誘っていいかな?
こんな感じだったら
ここから見送る時
決して君は振り返らないね
見えなくなるまで見てる
それが悔しくて
でも逸らせなくて
人混みに押し戻されるだけ
ここから何をどうしようか
まるで考えられないけど
遠ざかるその後ろ姿
見送る時にこの瞬間に
わかるのさ
この片想いは大切だと