紡いだサヨナラは滲んで消えた。with 重盛さと美
風が君の髪を揺らす
ありふれたそんな場面が
今ではとても眩しく映る
ふいに心がざわめき立つ
二人出逢ったあの瞬間から
すべてが決まっていたのだとすれば
抗ったところで
どうしようもないけど
過ごした日々の鮮やかさが
僕を締め付ける
We can't go back anymore...
ふたつ並ぶ真っすぐな足跡
この先も交わることは無いけれど
君がくれた大切なもの
胸の奥でひそかに
今もくすぶっている
不確かで繊細な曖昧さを
いつしか心地よく感じていた
脆くなった関係でさえ
気づかないフリしてた
大人になって強がることばかりを
覚えた僕は
不器用になっていく
飾らないままの想いを伝えたい
近くて遠いもどかしさ
深く秘めたまま
want to get over the distance...
繋ぎとめることなど出来ない
二人が二人のままであるために
その笑顔がこの先もずっと
絶えることが無いように
願い続けるから
振り向かないで 遠ざかる背中
心で叫ぶの 声にならない想いを
理解(わか)ってほしい想いだけでは
いつの日か触れただけで
壊れてしまうから
どうか少しだけ時間を止めて
紡いだサヨナラは滲んで消えた
繋ぎとめることなど出来ない
二人が二人のままであるために
その笑顔がこの先もずっと
絶えることが無いように
願い続けるから