傘はいらない
Yasushi Akimoto, Toru Irie
窓から見えなかった 銀色の細い雨が
街を歩けば確かにぱらり 頬に感じた
どうせだったら ザーザー降ればいいのに
終わった恋も後悔も全部まとめて洗い流せる
傘はいらない 春の雨
寒くなんかないし 気持ちがいい
髪が濡れちゃっても 服が濡れちゃっても 全然 気にならない
傘はいらない 春の雨
手が空いてた方が楽ちんだし
どこか濡れちゃっても 全部濡れちゃっても
どうせ心は 涙で濡れてる
小さな水たまりも 道路にはできていない
雨粒たちもこの悲しみも 吸い込まれてく
濡れないように おどおど歩くことより
破れた夢も寂しさも仕方ないねと 向き合おうよ
傘はいらない 今日の雨
強がりと言われても構わない
子どもの頃みたい 何だか楽しい 胸を張って歩こう
傘はいらない 今日の雨
雨宿りしないまま 一人きり
誰かと会ったって みじめにならずに
挨拶して 普通にすれ違える
傘はいらない 春の雨
寒くなんかないし 気持ちがいい
髪が濡れちゃっても 服が濡れちゃっても 全然 気にならない
傘はいらない 春の雨
手が空いてた方が楽ちんだし
どこか濡れちゃっても 全部濡れちゃっても
どうせ心は 涙で濡れてる