Unmei no hito
斎藤モトキ
多重の形状に心はまた油断をしてたね
目の離すその瞬間から不安だよ
遠い景色にはもやがかかるの 油断をしてたよ
ミクロは世界を変えるよ ゆっくりと
大人しく主張している
運命の人なんていないんだ
わかりきったこと言わないで
お上手な話に乗せられ
窮屈そうに笑う
振り回されてるのも気持ちがいいのさ
ああ悲しい人ね
知らないふりするのに慣れたよ
だから泣かないで
その涙だって他の人のものなのも
もうなにも知らないよ
保留をしていた構造にまたひびが走るよ
無惨なものだな本当にさ辛いよ
あれもこれもそれもそいつも
虚像になったら
理想の存在が姿を変えた
加速度増したイクエイション
運命の人なんていないんだ
わかりきったこと言わないで
お上手な演技に騙され
退屈そうに笑う
付き合いきれる人なんて私くらいでしょう
ああ悲しい人ね
何もかも滑稽なふたりに
似合う結末は
誰も知ることないまま迎え始めてる
もうなにも触れたくない