Used To Be
車窓にオレンジの太陽
昔と相変わらず
河川敷で響く少年野球団の声
石段の上を歩いて
雨が止んでしまうと
何度も二人して傘を忘れていたっけ
互いに言葉が出てこない
一緒にまだ居たいのに
今でもまだ憶えてるよ
僕らがどうだったって
How we used to be?
君の中にもう居なくても
How we used to believe?
忘れられそうもないんだ
秋の風が思い出させるんだ
鞄は何色にするか
髪は巻いていこうか
悩んでは僕に尋ねたお出掛け前
「好きな曲を弾きたい」と
プレゼントしたギターで
不器用に でも嬉しそうにつまびいていたっけ
互いに何処に行きたいか
訊き合い 少し困り顔
今でもまだ憶えてるよ
僕らがどうだったって
How we used to be?
臆病な君を支えきれずに
How we used to believe?
恥ずかしいくらいに若かった
春風を聞くと思い出すんだ
傷つきたくない 傷つけたくない
その想いが 隙間が僕らを遠ざけてく
水面に伸びる月の影
白い息が舞って
赤いブランケットに包まれた君が泣く
「ごめんね」
How we used to be?
君の中にもう居なくても
How we used to believe?
忘れられそうもないんだ
How we used to be?
どれだけ短い時間でも
How we used to believe?
忘れられそうもないんだ
秋の風が思い出させるんだ