少年

P.J Inland, South Blue

町の夕暮れの片隅に
ゆらゆらと揺れながら歩くのです
流れ流れに沿ってゆく
きっと私はすでにいるのでしょう

白い背景に見えたのは
きっと幸せを運ぶ青い鳥
下らない事で泣いたあの頃
今思えば軽いわたがしのよう

泡の中でみた曇ったあの日
偽って生きてた過去の日々
大人になって語り合おう

空に描いた少年時代
風に乗せて歌うのでしょう
笑い合って話した隠し事
共にお酒を交わすのでしょう

大人になり忘れる道
小石を投げていた河川敷
いつからだろう改革の日
通らなくなったいつもの道
変わった町の風景
変わらなくていいよ田舎の自然
遊び場だった砂利の空き地
今では住宅地通り過ぎ

人は子供から大人になり
大人からまた子供になり
サイコロで振り出しに繰り返し

いつか幸せになると願い
友達に頼んで助け合い
いつかの友に届くよ願い

白い紙に描いた落書き
先の折れた紙飛行機
届け十年後の未来

空に描いた少年時代
綺麗に描けなくていいでしょう
泣いて話した隠し事
ありがとう お酒を交わすのでしょう

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