オオカミの涙
偽りの窓の中
君にはなれない自分を怖れ
いつからかオオカミになり戻れない
何の為に生まれたのか 教えて
今からでも 間に合わせるから
この心砕いて
とめどなく なぜあふれてくるの
いま僕の中を伝って
本当の自分になりたくて
心の欠片の上に降る
ナミダの意味を 探してる
眩しさに打たれ視界を失くし
未来も今も見えない
強い自分演じる仮面守るため
何が欲しい どこへ行くの?
これから
遠回りして 逃げ出してもいいよ
また立ち向かうなら
目が覚めて夢で泣いてた
伸ばしたその手を止めた
雲の間ににじんでいた
光の影におびえながら
ナミダの理由(わけ)を探してる
迷い 焦り 痛み
疲れ 果てて 怯え 戸惑い
陰り 凍え 汚(けが)れながら
弱さ 消して 彷徨い続ける
遠い 記憶 長い
坂を上り見つめた 夜明け
あけ放つ 窓の 向こう
かすかに 聴こえる 声
手のひらの上に ぽろり落ちる
温もりに泣いて鳴いた
とめどなく なぜあふれてくるの
いま僕の中を伝って
本当の自分になりたくて
心の欠片の上に降る
ナミダの意味を 探してる
終わりなく続くこの道に
希望という名前つけた
君をつれてゆくよ前へ
手をのばして つなぎとめる
遅すぎることなんかない