天色

BCNO, Yama

地面ばかり見て歩いていた僕は
上の青さに気付かなくて
馬鹿みたいに 馬鹿みたいに
闇雲に探していた

白線の上に立って
流れる文字を追う
踏み出しそうになる足は
気付けば脆くも崩れて

微かに匂う 君の君の声が
風になびいていた

湿気た顔をして生きている僕は
色の多さに気付けなくて
明暗さえも明暗さえも分からなくなっていた

膝をつき座り込んで
流れた水は灰
ピントの合わない視界は
焼きついたように熱くて

久しく見上げた 君の君の瞳は
滲んだ青だった

いつからだろう
辺りを見回す余裕すら
忘れてしまっていた

針のような形をしたまま
僕らは何かになろうとした

優しく笑った君が
手のひらに雪解けを
つつみこんでいた

僕には 僕には
それが唯一の救いだった

Wissenswertes über das Lied 天色 von yama

Wann wurde das Lied “天色” von yama veröffentlicht?
Das Lied 天色 wurde im Jahr 2021, auf dem Album “the meaning of life” veröffentlicht.
Wer hat das Lied “天色” von yama komponiert?
Das Lied “天色” von yama wurde von BCNO, Yama komponiert.

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