夜明けまで

康 秋元

あなたの長い指と指
絡めてるのが好き
言葉は何もなくたって
なぜだかわかり合えるの
この場所にやって来るまで
いくつの恋に泣いただろう
愛の砂が落ちるように
時間(とき)はさらさらと
白いシーツの上
積もって行く
私たちはひとつになり
肌のぬくもりと
愛しさを閉じ込め
夜明けまで

隣で静かな寝息を
聞いているのが好き
何でもないようなことが
しあわせに思えるの
やさしさは求めるよりも
気づくものと教えられた
風はやっと止んだみたい
心 おだやかに
何も怖くはない
眠るだけ
2人ならばいつも見てた
悪いあの夢も
もう2度と見ないでしょう
夜明けまで

愛の砂が落ちるように
時間(とき)はさらさらと
白いシーツの上
積もって行く
いつかきっと こんな夜が
来ると思っていた
夢なら覚めないで
夜明けまで

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