フルーツ ~夏が来るまでには~
元春 佐野
大事なものだと知っているのに
君はそれを捨ててしまった
大事なことだと知っていたのに
君はそれを投げ出してしまった
気分をかえて 契約はどこかに捨ててしまえ
僕らはもっと夢を見ることができる
もし君が望み続けるなら
おはよう僕のメリンダ ごきげんいかがですか?
君ならばもっとうまくできたはずなのに
目の前のくすんだ夜明けに
あと少しだけ手が届かないだけさ
失うものばかり多すぎて
手にするものはほんの少し
君と同じ夢は見れないけれど
夏が来るまでには 傷もいえて
二人 リンゴとシナモンのようになかよし
時々思う
何が報われて 何が報われなかったのか
君を愛したい
けれど涙が止らない
僕らは未来への遥かな想いを胸に 旅に出る
いつか僕が死ぬとき
きれいな声が聞こえたらいいな
僕らはもっと幸せになれるはず
僕らはもっと陽気になれるはず