水の中のグラジオラス

元春 佐野

形のくずれた窓辺に
流れてゆく風
君の涙が僕にはみえていないかい?
水の中のグラジオラスのように
たどりつくならば 砂丘まで
青い空も白い雲も
あの日のことだけが今でも
夏のまぶしい光に
泳ぎ疲れて風
君の「さよなら」が僕には
聞こえてないのかい?
水の中のグラジオラスのように

ああ、どうしてラブソングは
乾いたカスタネットの
音しか奏でないのか?
肉体を枕にしてそれはまるで
ひび割れた骨がぶ
つかりあっているようだ。
おれはおれたちの時代に
しがみついている
モラルのハンマーを憎む。
その幻影にとまどいながら
ベルベットの雨、
絶望の降りしきる夜、
君は孔雀のように羽をひろげる。
この世界で無残に
壊れたものを再び壊しながら。

Wissenswertes über das Lied 水の中のグラジオラス von 佐野元春

Wann wurde das Lied “水の中のグラジオラス” von 佐野元春 veröffentlicht?
Das Lied 水の中のグラジオラス wurde im Jahr 1990, auf dem Album “Moto Singles 1980-1989” veröffentlicht.
Wer hat das Lied “水の中のグラジオラス” von 佐野元春 komponiert?
Das Lied “水の中のグラジオラス” von 佐野元春 wurde von 元春 佐野 komponiert.

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