10%
東子 古内
君は誰にでもやさしくて
時には誤解もされるだろう
そばで見ている僕としては
少し心配だよ
窓の外に見える灯りも消えちゃって
気づいたらこんな時間だね
泣きたい時は僕が丁度いいんだね
聞き上手な友達
君のうちまで送ってくよ
今夜ゆっくり眠って
そして僕は今日も10%の
恋心を隠していた
たまに二人で会っていると
僕らどんな風に見えるんだろう
そんな事を考えてたら
君がやってきた
きっと彼氏には見せない素の顔も
見てる自信があるんだよ
アイスティーの氷が
溶けきるぐらいに
君は話に夢中で
まだ早いけど、もう帰ろう
ひとり少し歩きたい
努力をしてるんだこれ以上
恋心が育たぬように
近くにいれば僕はきっと
その心が欲しくなる
君が恋をするひとの分まで
そのひとの分まで
まだ早いけど、もう帰ろう
ひとり少し歩きたい
努力をしてるんだこれ以上
恋心が育たぬように