一縷

Yojiro Noda

運命はどこからともなく やってきてこの頬かすめる
触れられたら 最後抗うことさえできないと知りながら

傷だらけで川を上ってく あの魚たちのように
私たちに残されたもがき方など いくつもなくて

夢だけじゃ生きてゆけないからと かき集めた現実も
今じゃもう錆びつき私の中
硬く鈍く沈んだまま

でもね (でもね) せめて (せめて)
これくらいは持っていても ねぇいいでしょう?
大それた希望なんかじゃなく
誰も気づかないほどの 小さな光

悲しみは 何気ない顔で
こちらを見るだけ 何も言わず
鏡のように 私の心が傾く方角を 知りたげに

涙も 言葉も 笑いも 嗚咽も 出ないような心
人はいまだ 名前もつけられずに 泳がし続ける

「夢だけじゃ生きてゆけないから」と名も知らぬ誰かの言葉に
どれだけ心を浸そうとも
私の眼をじっと 見続ける姿

私の夢がどっかで 迷子になっても
「こっちだよ」ってわかる くらいの光になるよ

土の果てた荒野で 人は何を見るだろう
誰よりも「ここだよ」と一番輝く星を

きっと見上げて 次の運命を その手で
手繰るだろう

Wissenswertes über das Lied 一縷 von 上白石萌音

Wann wurde das Lied “一縷” von 上白石萌音 veröffentlicht?
Das Lied 一縷 wurde im Jahr 2020, auf dem Album “note” veröffentlicht.
Wer hat das Lied “一縷” von 上白石萌音 komponiert?
Das Lied “一縷” von 上白石萌音 wurde von Yojiro Noda komponiert.

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