栞
Mafumafu
⽬を開けば気づけた
今⽇が今⽇でないこと
それがあの続きとは違うこと
この先の未来すら
神様の筋書きでしょうか
晴れ間を指でなぞった
ずれた空間が 在りがちな
⾬の匂いを呼び込んで
ねえ きっと答えだって
こんな両⼿じゃ溢れてしまうのに
逆さまの時計は右回りのまま
今⽇を残した栞もない夢
何回どうしたって
⽬を擦れば笑えないボクたちは
明⽇を遮るような霧⾬に濡れて
⼤事なものを⾒間違っていくんだ
すれ違う君の 傘を探して未来世
忘れかけた⾔葉を
⼿繰り寄せる毎⽇は
数の合わないパズルみたいだ
今もボクの⼼は
君を探しているから
それは君の⼼を
⾒つけられずにいるってことなんだって
どうやって繋いだらいい?
涙はどうやって拭いたらいい?
君の指先じゃなくちゃ
何ひとつ埋まらないのにな
世界が君を⽖弾きにしていく
もう⼀度読み返す
君がどこか遠くへ⾏かないように
夢じゃないならどうか覚めないでください
こんな世界と泣かないで お願い
⽬に焼き付いている
君があの⽇失くした⻘い空へ
明⽇を遮るような霧⾬に濡れて
⼤事なものを⾒間違っていくんだ
すれ違う君の 傘を探して未来世
駆けだして 駆けだして
振り返りはしないよ
君に伝えたいことがあるんだ