月光
優 安岡
いつも君はその場所で
光を守って立っていた
あたりまえのように柔らかな笑顔で
痛みの雫も気付かないまま
見つめていた
背中ごし覗かせた頬が揺らめいて
月のように両手に光を受け止めて
どんな時も君を照らしてる
そして僕はこの場所で
光を守って立っている
強さを優しさの隣に従えて
何も怖くないよ
見上げればほら見つめている
明かりがそっと
その胸の中に届くまで
月のように両手に光を受け止めて
どこにいても僕を照らすから
信じてる 姿を変えても迷わない
同じ空 二人を感じてる
光が守ってくれるから
誰より遠く離れても