クリスマスイブに泣かないように
停まっているような 遠い貨物船
公共駐車場で僕らは眺めた
冬の気圧配置 厚い雲の下
古いワゴン車から波を聴いてた
海へ行きたいって君が急に言い出した
わがままだけじゃないと 今 わかった
今年のイブには泣かないように
元の二人に戻りたかったんだね
悲しい未来なら 涙を先に流してしまおうと
君からサヨナラと言うつもりだったのだろう
ウェットスーツを着たサーファーが一人
理想の波を追って 待たされ続ける
本当に欲しいもの 手に入れるために
今 持ってるものから 何を失う?
夏が来るその度 いつもこの海に来たね
ポニーテールの君は もう 見れない
一人のイブでも過ごせるように
今がどんなに寂しかったとしても
微笑む君のやさしさと愛に 引き留めたくなるよ
僕にはごめんねとつぶやくしかないのだろう
今年のイブには泣かないように
強くなろうと きっと思ったんだね
別れの切なさを思い出に替えて
これからの人生 君には今以上 しあわせになって欲しいよ