スプリットブレインシンドローム
nakayamayukiko
目をとじても 見えるほど
記憶の中 カタチだけ
私だけと 思ってた
恥ずかしくなる バカよね だけど
キミの笑顔、甘い声も、
あたたかい首の匂いも、
全部 全部 ほしい なんて
ワガママは言わないよ
だけど、だけど、だけど、だけど、
何か一つ残してよ
キミの キミの キミの キミの
夢だけ見させて
「世界でキミだけ」なんて
甘いコトバは もう言わないけれど
もうちょっとだけでいいの
キミのオクの方 今は溺れたい
最後にキミがつぶやく
ムカつくくらいやさしい
「ごめんね。」
そんなキミの 不器用なとこ
ほんとは優しいところも
全部、全部、見せてなんて、
よくばり言いすぎたよね
だけど、だけど、だけど、だけど、
特別になりたかった
キミの キミの キミの キミの
夢だけ見させて
「世界でキミだけ」なんて
甘いコトバは もう言わないけれど
もうちょっとだけでいいの
キミのオクの方 今は溺れたい
「神様オネガイ 私の
願いを叶えてください
強がりも よくばりも 捨てるわ」
目閉じても まだ溢れだすよ
キミを困らせる雫が
宛てもないまま落ちていく
なぐさめて ねぇ
キミの笑顔、甘い声も、
あたたかい首の匂いも、
全部 全部 ほしい なんて
ワガママは言わないよ
黒い髪も、大きな手も、
もうさわれないどうしよう
だけど、だけど、だけど、私
ねぇ何も言えない
「世界でキミだけ」なんて
甘いコトバは もう言わないけれど
もうちょっとだけでいいの
キミのオクの方 今は溺れたい