dialog
三浦弦太
温かい孤独を持ち寄って
偶然と集い合い
声を交わしたいんだ
正しさが蔓延るこの日々は
余白がなく何処か息苦しい
生まれず飲み込んだ言葉達に
隠した本音 耳をすまして
いつか虹架かった
朝迎えるとしても
塞ぐ夜は雨の中
時代が僕らを引き剥がして
離れ離れにしたんじゃない
初めからきっと一人一人
温かい孤独を持ち寄って
偶然と集い合い
声を交わしたいんだ 君と
遮る闇がもたらした夢は
僕に問う 本当の自由って何
もし世界が跡形もなくなったら
何処にも行けないメロディ
未来が僕らを突き放して
白と黒にしたんじゃない
当たり前はきっとそれぞれでいい
冷たい優しさに目を瞑って
想像をやめないで
君は君でしかないから
誰かの幸せを天秤にかけたら
全てを手にしたって心渇いたまま
何度も繰り返し 思いに折り目つけても
感情は君のもの
時代が僕らを引き剥がして
離れ離れにしたんじゃない
初めからきっと一人一人
温かい孤独を持ち寄って
偶然と集い合い
声を交わしたいんだ 君と
答えはもうひとつじゃないんだ