月下の雫
直 浅田
見つめあった 蒼い瞳の中に
永遠に消えない 愛 みつけた
愛しさのすきまから
こぼれ落ちた雨
満月を さえぎって
何も見えなくなる
張りつめた時の糸
かさなりあう夢
うたかたの蜃気楼
決して 叶わぬ恋
ぽろり ぽろりと
落ちてゆくのは
月の雫によく似た 涙
夢のかけらを
拾いあつめた
このてのひらに
あふれるほど
遥か 遠く
めぐる季節の向こうに
あふれる気持ち つづった
どんなときも 蒼い夜空の中に
永遠に輝く 愛 信じて
指先で感じ合う
言葉のない夜
かりそめの浅き夢
祈り とどかぬ恋
ゆらり ゆらりと
揺れているのは
紫に染まった 月明かり
ふたつの影が かさなり合った
もうもどれない 身も心も
遥か 遠く
めぐる季節の向こうに
夢のつづきを 描いた
見つめあった 蒼い瞳の中に
永遠に消えない 愛 誓った
見つめあった 蒼い瞳の中に
永遠に消えない愛
遥か 遠く
めぐる季節の向こうに
あふれる気持ち つづった
どんなときも 蒼い夜空の中に
永遠に輝く 愛 信じて